Delphi入門
テキストエディタにまず必要なものは?
まず必要なものは何?
いよいよ、本格的なアプリケーション製作に慣れてきたと思います。 テキストエディタの製作はあらゆる技術を磨く事ができます。特に文字列の処理なんかはかなり勉強になります。 しかし、グラフィックスの面では全然勉強にならないかも知れません。
ファイル操作、そういったものの勉強を最短ルートで取得するには、 まさにテキストエディタは最適な勉強方法だと自分自身思っております。 「ez-HTML」の作成当初から現在に至るまでの変化はめざましいものがあります。 自分の経験をふまえた上でお話を進めて行く事にします。
必要なものは何でしょう? 取りあえず、タイピング製作して来た方はこのまますんなり入ってもOKですが、そうでない方は…
これらの記事は必ず読んで置いて下さい。これを前提に進めて行きます。この講座の目的は、
- 簡単なメモ帳を作る事でDelphiの手軽さを掴む
- ファイル操作の簡単やりとりを修得する
- 文字列処理に強くなる
- ファイルメニューを作る操作に慣れる
- 検索・置換などの高度なメカニズムに触れてみる
よって、これらは他のソフトを作るにあたっても基本的な事項ばかりです。 つまり、エディタを作成する事で自然とできあがった時には知識が膨れあがってると思います。 かくいう自分も「ez-HTML」というエディタを作る前と作った後ではレベルが全然違うような気がします。 今まで作ったソフトをすべて修正したい…とそのように思いました。 エディタ作成はもっとも手軽にレベルアップできる手段だと個人的に思います。
慣れてきたら!
段々慣れてくると、 自作のエディタを公開したくなる方もいるかも知れません。 「TeraPad」や「秀丸」というスゴイエディタがありますが、 勉強すれば、おそらくメカニズムも分かって来て、近いものは作れるようになります。
ここで、ソフトウェア作家として、 公開したいのであれば、重要なのは、根気です。 すぐに投げ出す人はソフトウェア作家には向いていません。それと、諦めては行けません。 「絶対やってみせる!」くらいの気合いがあれば、作れるでしょう。 少なくとも自分はそういう考えで今までソフトウェアを製作して来ています。
エディタのベースは?
エディタのベースになるコンポーネントは、 TMemoというものです。また、Wordのように、フォントい色を付けたり、 下線を引いたりワープロ的に扱いたいものは、「TRichEdit」を使います。
しかし、「TRichEdit」は慣れていないと難しいので、取りあえず一番簡単な「TMemo」を使います。 Windows標準のメモ帳も基本的にはこれがベースです。 ベースというと変ですが、「TMemo」が「Windows標準のメモ帳」と同じ性質という事です。