Delphi入門

Delphiは何故流行らないか?

Delphiってどんなシロモノ!

すべてのプログラマを魅了する開発環境「Delphi」。 世の中では「Visual Basic」「Visual C++」というものが一般に普及していますが、ここでは「Delphi」というものの素晴らしさを分かってもらうためのページです。 これから言語をやろうとしている人、「Visual Basic」から乗り換えてみたい人、色々な方がいらっしゃると思いますが、一読すれば「Delphi」の真の素晴らしさがお分かりになると思います。

「Delphi」(デルファイ)というものを聞いた事ある人は少ないと思います。 一応これはWindows上でアプリケーションを開発するための開発環境です。しかし世間一般では、言語といえば「Visual Basic」「Visual C++」「C」 というのが一般に広く扱われております。

私的ですが、Delphiを推奨する理由は...

自分が「Delphi」という開発環境を推奨している理由なのですが...

  1. 初心者には「C」言語の概念(ポインタなど)は難しい。
  2. 慣れれば数時間で実用的なアプリケーションを作れる。
  3. 開発効率が異常に良い!抜群の安定性。
  4. コンパイル速度がとても速い。
  5. ランタイム不要、ランタイムエラーが出る事はまずなくどこでもバリバリ動く。
  6. Linuxで「Kylix」というLinux版「Delphi」なる開発環境が発表されている!

なんで知られていない(流行っていない)のでしょうか?

逆に何故流行らないのかと言いますと、原因は意外とハッキリしています。

  1. MicroSoft社の製品ではない。
  2. 「Visual Basic」よりも後に発表された。
  3. 名もあまり知られていない言語に手を出したくはない。
  4. 参考書があまり出回っていない。
  5. みんながやってるものをやった方が安心する。 
  6. 企業であまり使用されていない。(使ってる所では使ってますが…)

と言った所でしょうか。これは非常に悲しい事であり、典型的な日本の特性である「一人が右向けば、みんなが右を向く」「みんながやってるから俺もやる」という理論にあてはまる事であると言えるでしょう。 「みんながやってるものをやっている方が安心」という方はそれで構わないんですが、 ただ「Visual Basic」にしてもそうなんですが、個人的に嫌なのは使いもせずにそういったRADツールを否定する方がいらっしゃいます。 レッキとした意図があり、否定するのであればそれはその意見を尊重すべきだとも思っています。

Delphiで簡単に作ってみたアプリケーション

以下のは、Delphiで簡単に作ってみたアプリケーションです。こんな感じですぐ作れてしまいます。

サンプル

TMemo の絵が描かれたパーツ(メモ帳のためのパーツ)を画面上に配置し、メモ帳の外見を全画面にし、 スクロールバーを縦横両方に設定してみました。設定も簡単です。 ちなみに、プログラムはひとつも書いてません!

設置して、設定しただけです。 コンパイルも10秒かかってません。当サイトのソフトも「ez-HTML」を含め、すべて「Delphi」製です。 これも、単独でEXEファイルとして動きます。全部の行程でも、30秒かからずして、こんなのが作れてしまいます。 ここで、注意して頂きたいのが「なんとかツクール」とか言うゲームを作るためのキットがどこかの会社から出ていますが、 簡単なアプリケーションから業務用ソフト、データベースなど初心者から高度な人まで幅広い使い方ができるのが「Delphi」です。